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一乗寺延暦寺山城踏査 2007.8.8 vol.18

入道雲が遠くに見え、蝉達がラブコールをやかましく発する中、盆前最後の踏査が行われました。

参加者は、時期のせいもあるでしょうが3人とぎりぎりでした。前回の反省を元にBOXに集合の際、持参物の確認を徹底。忘れモノはなく、測量は無事行うことが出来ました。

しかし、3人という人数の少なさゆえに、踏査はなかなか進みませんでした。4つの平坦地を実測し終えたところで、かなり広い平坦地に行き着き、それ以降はその平坦地の限界を確認したり、改めて尾根を視認しました。実はそこに大きな絶望が待ち構えていたのです。

何があったかというと、その尾根及び付近には大量の平坦地があったのです。私自身が踏査に参加して以降測ったであろう平坦地以上の量のそれがそこにあったのです。城全てを実測することは、NF以前には難しくなったといえるでしょう。果たしてどこまで進めるものか・・・それ以前にいかにこの山城が巨大なものであるかに驚きました。

まさに「死に至る病」ってやつですね・・・とりあえず9月最初の踏査で今後どこまでNF用の踏査をするかを決められたらと思います。<後は続きを参照>
参加人数:3名(塔兄貴、N君、J.V.ウテナ)

経過:
9:12 銀閣寺道より乗車
9:43 ロテルド比叡到着
9:50 電波塔到着、同50分踏査開始
12:00 昼食
12:25 踏査再開
14:00 実測自体を終了、以降平坦地の視認作業
15:00 平坦地視認作業終了を以って本日の踏査を終了
15:34 ロテルド比叡より乗車
16:10 銀閣寺道到着、解散。N君とウテナはBOXに荷物を置きに行く。

結果:
4つの平坦地を実測。これにより、竪堀より手前側(ロテルド比叡側)の小さな平坦地を実測しつくしたと思った。その後一番下の広い平坦地を視認。我々が使っている城の立体図にあるようなそれを確認した。さらにその後、尾根を通って城の限界を見ようとした際、平坦地を尾根沿いにいくつも発見(立体図に元々書いてあったかは確認しておらず)。これからの展望は霧の中にあるなと思いつつ、踏査を終了。

反省:
実測自体は行えたものの、同時にこれからすべきことが、まだまだたくさんあることも確認できた。NFは恐らくどこかで実測を妥協する形になる模様。その妥協点を見定めつつ、次回以降の踏査を頑張りたい。
あとやはり、3人ではやりづらいため、多くの人員が9月以降の踏査に参加することを期待したい。特に現会長殿、一度くらい私と踏査にいきませんか?
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