会員の呟き

例会・学習会・踏査報告から日記まで

5月29日の例会

やや涼しい気候の中5月最後の例会です。
今日は1回生2名の実測を上回生数人がみて、ほかの人は会議(内容は大筋部外秘)でした。あ、気が早いですが七夕コンパの話も出ました。

 踏査の進度とこれからの回数がすでに副会長ほかの頭痛の種になっているみたいです。雨とか人不足とか敵はそこらじゅうにいますね。次の例会は6月です。もう6月。原稿の締め切りは9月なのでしたっけ?そろそろ書ける人は準備を始めたほうがいいように思います。夏休み終盤以降の狂いっぷりが今からゾクゾクです。いい意味で。でも過度の狂いは危険なのでできることはやっときましょう。

 ところで準備といえば、冊子だけでなくNFの展示についても、昨年を鑑みるに議論の余地があります。テーマなりコンセプトなり、そろそろ話し合っておきたいところです。内容によっては結構な準備期間が必要となるかもしれません。

 特に現役生は、多忙なためフルで出席できない人ばかりなのですから、連絡を密にしないと、なんて思います。当たり前ですがメールの返信はお早めに。

           はるひ
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5月26日の例会

「愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というなら、歴史を扱う者は、愚者であり、賢者である必要があります。
なぜなら、体験によって自己を再生産しつつ、それが実証という側面を持ち、さらには歴史の理論を構成した後、それを自分の生き方に接続するという一連の流れが想定できるからです。
つまり愚者でありつつ賢者たり得たとき、歴史学者は、その流れの中に身を置くことができるかと。

そうした流れの中に一応位置づけられる考古学を扱うわけですが、それは私見としまして、今日の例会。

暑さの中、蚊取り線香を焚きつつ、とれんちに関する議論をしました。

by J.V.ウテナ
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5月22日の例会

「香取」線香と書けば少しは綺麗に見えるこの「蚊取線香」である。
気温も上がり、ついにこの道具を使う時期が来たかと思うと、あの新歓期が懐かしい。

今日の例会は、一回生一名による実測練習。
坏身の3分の1残存の土器を実測したわけであるが、こいつがなかなか手ごわいヤツであった。
まず、受け部と側面の部分に余り差異が認められず、どこで計測すべきか迷う。さらに、定規のいいのが用意できなかったせいもあってか(これは上回生である私の責任。ごめんなさい)、うまくプロットを落とすこともできず。

なんにしても、今回は外部(受け部、立ち上がりを除く)を実測して終了。
次回以降頑張りましょう。
やっぱり実測は慣れです。いつか土器の真の姿ってモンが見えてくるはず。

by J.V.ウテナ
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5月19日の例会

15時過ぎから少しづつ雨が降り、しばらくぶりのあの雨の臭いというか、湿気交じりの廊下・教室・道路に漂う空気が、ある意味で色めきだした今日この頃。

本日は、例会参加者14名。新入生3人が新歓コンパぶりに揃い、最上学年である博士課程のお二方まで来られた、Boxが「満ちて溢れず」の状態になりました。
あのモスキートもそろそろ活動開始ということで、蚊取り線香を次回までに調達することが決まり、その後、学習会へ。

題目は「足利将軍と細川、古河・鎌倉公方について」。
簡単な系図をもとに、特に1400年代中葉から後葉における応仁の乱前の権力関係などをまとめ、復習しました。

なぜこれをするかといえば、延暦寺山城が足利将軍の関わる政変・戦乱に関わるからです。
ここでは割愛しますが、『とれんち』の「歴史」の章には、これについて詳細な記事がまとめられます。

その後、3回生の誕生会を行いました。
半ば確信犯的に欲しいものを調査し、そのプレゼントを決定、今日の例会で渡したというわけです。
私の企画力不足で、ささやかな誕生会となってしまいましたが、喜んでもらえたようで何よりです。

by J.V.ウテナ
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5月17日 第四回延暦寺山城踏査報告

・参加者 1回生 2名、2回生 1名 計3名
 
 人員が3名しか集まらず、また、1回生にとっては初めての山城踏査ということもあり、バスを使わずに登山道を徒歩で上りました。暑い一日でしたが、1回生のお二方はお疲れ様でした。

・成果 平坦地布・玖・墨・英・仏・独の計測を終了。
 
 帰宅後にCADで確認したところ、図面上での平坦地墨と英の接合を誤っていたということに気づきました。確認を怠った私の責任ですが、24日の踏査には参加できませんので、来週記録を担当する方は現地にて確認、修正をお願いします。詳細は踏査ノートに書き留めておきます。

 人員が3人のみ、しかも、参加者が新入生と2回生のみ、という状況の割にははかどったのでないかと思います。1回生の頑張りには目を見張るものがありました。誤差もほとんど見られません。
 3人のみでは計測困難な高低差の大きい平坦地群にぶつかり、更に、H11点北方の複雑な遺構は領域の確定が難しく、先輩方の考察が必要であろうということで、今日は早めに切り上げました。

・経過  9:15 BOX出発
    10:10 曼殊院横、登山口に到着。登山。
    11:40 主郭到着。昼食。
    12:00 計測開始。
    14:20 計測終了。
    14:38 バス乗車。下山。

                                          K.Y.
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5月15日の例会

前回の報告で触れていた発表ですが、何とか終了してほっとしました。3回生にもなると、授業での発表が、緊張感とともに発言に責任を持たねば、と思うようになりまして。
考古研でも活動も同様と考えておる次第です。

さて、今日は、新入生二人が来ており、相変わらず嬉しい限りです。
今日は特に話し合いは行われませんしたが、土曜の踏査の道具の確認を行いました。

by J.V.ウテナ
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5月12日の例会

水曜の日本史の発表がやばい!と思いつつも、これでもういいだろうとか考えてたらBOXに来てしまったという例会。
よく言いいますよね、「悲観的に準備して、楽観的に実行せよ」と。
そうしようと努めてはいますが、なかなか出来ないのが大学生というものでして。
とまぁ、こういって精神状態で臨んだ例会。

でも、決まったことは非常に多いです。
・とれんちの担当箇所の決定
・今週末の踏査の出席者確認
・とれんちの発行の意義について各自で考えてくる
 と同時に執行部二名が各員の意見を次回までに集約してくる
ナドナド。

特に三番目の発行意義についての議論は白熱しましたね。
1960年代から考古研はとれんちを計52冊発行してきたわけですが、その発行意義については、各巻で微妙に異なっています。
遺跡の保存を啓発するもの、調査報告書、一般層に考古学遺跡を知ってもらうもの、など、様々な目的意識のもと歴代の先輩は発行してきたのです。

その系脈の中で、5年ぶりに今年発行するにあたり(まだ決定ではないですが)、改めてその意義を見直そうというわけであります。
論文を書くときもその目的と、研究史上および当該研究分野での価値と意義については考える必要があります。それがない論文はただのレポートとなってしまうからです。
追々時間をかけて会員一同議論して決定していくことになるでしょう。

その後、会員による学習会が行われました。

以上

by J.V.ウテナ
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5月8日の例会

咽喉の調子の悪さに絶望した!といいたくなる日(いきなり私事でごめんなさい、でもGW中も治らないし、病院まで変えたんですよ)BOXに行ってみると、既に新入生のお二人は来ていて、いや新歓期も終わって、これからこれが日常の風景になるんだろうなぁ、なんて思いつつ、帰省土産の山口のお菓子を食べつつ例会をしていました。

と、そこに新たな見学者が!
聞けばぜひ入会したいとのこと。あらかた説明をした後、翌日の新歓コンパにも参加してくれるとのご返事もいただけるという、最後の最後に1名の新入生を迎えて、今年は3人会員が増えました。
これで3回生以下が8人という体制が完成。こ、これで、なんとか今年はとれんちを…

と、(また「と、」かよという気もしますが)これで2008年度の新歓も一応終わりを告げるわけで。
看板制作に始まり、ビラ作り、ビラ配り、ティッシュ配り、入試や合格発表のときの配布、花見、博物館、安土城見学など、
今年は異例なくらい新歓に力を入れた年でありました。その功あってか、きちんと3人の新入生を迎えることができたのは、嬉しい…、心底嬉しい。

新たな考古研の始まりというわけです。頑張りましょう。

では、新歓乙!

by J.V.ウテナ
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5月5日 実測練習報告

10:00より、BOXにて実測練習を行いました。

参加者 1回生 2名、2回生 1名、3回生 1名、OB 1名

GW中に活動しないのは寂しい(旅行に参加した方々はお疲れ様でした。)、ということで急遽実施した企画です。参加してくれた皆さん、どうもありがとうございました。特に、先輩方のご指導はありがたかったです。
1回生に実測の基本を身に付けてもらおうということで、須恵器の実測をしました。運悪く凹凸の多い遺物に当たってしまった人は大変でしたね。実測が嫌いになってしまったかもしれませんが、めげずに頑張りましょう。かくいう私もまだまだ技術が足りない…今後、頑張りたいと思います。
その後、先に実測を終えた1回生には山城踏査における略測方法を指導し、簡単な練習をしました。

まだまだ、新歓も行っています。1回生(それ以上も)の皆さん、ぜひお越しください!!

                                      副司令
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